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偶然か? それとも。。

NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」はじまりましたね。
といってもまだ、私、見てないんですが(録画してます)…。。

ニッカウヰスキーの創業者であり、「日本のウイスキーの父」とも言われている
竹鶴政孝さんと奥様のリタさんをモデルとした物語だそう。

たまたま、なんですが、
先日アサヒビールの120周年誌を読む機会がありまして、
そこに竹鶴さんのことが出てました。

最初は、アサヒビールなのに「なんで?」と思いましたが、
ニッカは、アサヒグループの中に入ってるんですね。

でも、それだけの理由じゃなくて、その当時のビール会社の人たちって、結構交流があったらしく、
今は別の会社だけれど1つになったり、別れたり、販売網を共有したり…といろいろあったらしいです。
竹鶴さんも、摂津酒造に勤めたあと、寿屋(サントリー)の山崎蒸留所の工場長をしたり、いろいろされてますしね。
ちなみに、当時のアサヒビールの社長、山本為三郎さんは、大阪商人の、「近所に同業ができたら、よしみを厚くして相励め」という言葉が好きだったらしいです。

で、ニッカがなんでニッカかというと、もとは大日本果汁株式会社という社名だったからなんだって。
へー。。

あと、これまた、たまたまですが、
先日、会社帰りに芝川ビルの中にある、バーに連れて行ってもらったのですが、
芝川ビルのオーナーは、竹鶴さんと交流があったらしく、
竹鶴さんが北海道に渡るときに、
山本為三郎さんとともに、見送ったメンバーの一人だったらしいですよ。

「竹鶴」、ばっちり置いてました(飲んでないけど)。

大阪にもゆかりがあるし、朝ドラにも取り上げられていることだし、
しらないことがいっぱいで、いろいろ楽しそうな世界ですね。

(最初は、朝ドラ見るのもうやめよと思ってましたが、見ます!)

生きたお金の使い方 [本]

時代物はあんまり読まないのですが、
高田郁さんの「銀二貫」読みました。

時代小説といえば、舞台は江戸の町が多いのですが、
「銀二貫」は江戸時代の大坂が舞台。
天満、天満橋、八軒家、心斎橋…。
知っている地名がいっぱいでてきて、それだけでも面白かったです。

「なにわの商人」の気概と
浪花節的な人情があふれていて、読後感さわやか。
終わり方が良かったです。
ちょっと前に、NHKでドラマ化されたそうですね。

ただ、一個だけ気になったのは、最初のほうによく出てくる文中の体言止め。
自分ではバンバン使う癖に^^、小説での体言止めはなんか違和感があるのです。。

それはともかくとして、この本は、
Osaka Book One Project(OBOP)という試みが適用されているそうです。

Osaka Book One Projectとは、
大阪の本屋と問屋が力を併せて、大阪のお客様に向けて絶対にはずさない1冊を選び、その本の収益の一部で、大阪の児童養護施設の子供たちに本を寄贈する試み、だそう。

最近、三浦しをんさんの『仏果を得ず』もよく本屋で見かけるなぁと思っていたら、
これまたOBOP選定書なんですね。
だいぶ前に読みましたが、たしかに大阪の文楽の世界が舞台でした。


銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

  • 作者: 高田 郁
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫



仏果を得ず (双葉文庫)

仏果を得ず (双葉文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/07/14
  • メディア: 文庫


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余談ですが…、高田郁さんって、読み終わるまで男の人だと思ってました。
しかも、名前の読み方も“いく”さんだと思っていたら、違った。“かおる”さんなんだ。
そういわれれば、馥郁(ふくいく)たる香りとかで使うもんね。
おっと、人名では、あや・か・かおる・たかし・ふみ とも読ませるのだそう。
なるほど~。

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