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古い辞書の役割 <太宰治の辞書> [本]

北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズが好きで昔よく読んでいたのですが、この間、本屋でふと目について最新刊(文庫版)の「太宰治の辞書」を購入してみた。

だいぶ読み進んでから、「あ、これ前に図書館で借りて読んだ…」と思い出したのだけれど、でも買ってよかった。

主人公の「私」の、本や、本にかかわる人に対する愛情が伝わってくる。
「辞書はなるべく新しいものがよい」と思い込んでいたけれど、昔使われていたことばを調べるには当時の辞書が要るんだなぁ。
古いからといって、役に立たなくなるわけではないのだ。

太宰治の辞書 (創元推理文庫)

太宰治の辞書 (創元推理文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 文庫



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