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祭りの夢のあと <8月9日 東京五輪閉幕 紙面研究> [紙面研究]

仕事の休みの関係上、手元に朝日と毎日しかないので、どうしようかと思ったのですが、大きな事件、出来事を、新聞各紙がどう伝えているか比較しておくのは大事だと思うので…。

【朝日】
<1面>
五輪異例ずくめ閉幕
無観客開催■メダル最多
負の遺産 すべて洗い出せ 東京本社スポーツ部長志方浩文
菅内閣支持率最低28% 五輪開催「よかった」56%
長崎原爆投下 きょう76年

[写真] 閉会式の花火

<2~3P>
コロナ五輪内外にリスク
組織委 無観客に救われた運営
自粛「ゆるんだ」61%
など

<社説>
東京五輪閉幕 混迷の祭典 再生めざす機に

<スポーツ面>
(読み物的に)
差別に抗議 五輪は変わった
五輪入賞者と日本選手の成績一覧

<スポーツ面 五輪特別ページ>
幕は下りた 光を残して
一斉入場・ARIGATO 1964を意識
大迫6位 出し尽くした 力も汗も涙も(男子マラソン)
キプチョゲ連覇(男子マラソン)
物語は続いていく(レスリング女子53キロ級 金メダル向田真優選手の記事)
など

<社会面、対社面>
五輪 勇気くれたけど 若い力躍動 多様性と調和 「近くて遠い祭典」

(五輪に関わった人のコメントや取材記事)
選手のがんばり力もらった(聖火ランナー務めた男性)
観戦文化 失われるのかな(大阪 スポーツバーオーナー)
もらった折り鶴 交流続けたい(ホストタウン ホテル社長)
大会中に第5波 自宅で過ごす恐怖(神戸の訪問看護師)
など

被爆3世 故郷回帰の夏
(ほか、事件関係)

【毎日】
<1面>
東京輪閉幕 無観客・コロナ拡大 異形の祭典
日本勢メダル最多58個
バスケ女子銀
意義と教訓 次世代に 東京五輪パラリンピック報道本部長 小坂大
長崎きょう原爆の日

[写真] 閉会式が終わり退場する選手たち

<2~3P>
祭りの後 残る課題
政権へ逆風変わらず 感染「第5波」が直撃 経済 世論の印象に変化

多様性 浸透の兆し
メダル数 女子が逆転
トランスジェンダー選手初出場
(ミニ論点)
社会問題にも焦点(ソウル五輪柔道女子52キロ級銅メダリスト 山口香氏)
矛盾受け入れ観戦(作家 額賀澪氏)

<社説>
東京五輪が閉幕 古い体質を改める契機に

<国際>
五輪 米TV視聴激減 海外反応「明るい話題」と評価も

<スポーツ面 五輪特別ページ>
あふれた「ありがとう」
異文化交流あってこそ
コロナ 選手の「名言」にも影響
ウエアにカタカナ 和んだ
パリ コンパクト目指す
一般客観戦 パラも困難か

[写真] 「ARIGATO」の文字がスクリーンに浮かび上がった閉会式のフィナーレ
[写真] 東京オリンピック17日間の「パラレルワールド」(紙面上部に見開きで)上段・大会17日間のメダル数とハイライト写真 下段・東京都の感染者数

<スポーツ面>
日本女子 快進撃の銀 (女子バスケ)
大迫6位ラストラン(男子マラソン) キプチョゲ連覇 3人目
(ほか自転車、野球、新体操など)

<社会面、対社面>
熱狂なき夢舞台 完結 戸惑いと重圧の17日間
感染防止の闘い 続く 歓声の陰拡大止まらず
五輪旗 東京からパリへ
スケボー 友情の担ぎ上げ

苦しみ二重 生きづらく 長崎の84歳 被爆し失聴
ほか、事件記事

【総括】
全体のトーンとしては二紙とも同じ。
ただ、より踏み込んだ表現の印象が残るのは朝日かな。
毎日のスポーツ面五輪特別ページの、開催日ハイライト(メダル数)と東京都の感染者数を上下で視覚化した「パラレルワールド」の表現は良かった。
これをみると、大会5日目にぐんと感染者が増え、前日の1429人から2848人になっている。6日目には3177人、大会14日目には5042人となった。
潜伏期間が1~2週間だとしたら、五輪と感染者数の増加は何かしらの関係があるように見えてしまうよね。直接的ではないにしても、強い対策を打てずにお祭り気分に浸っていたのは否めないので、五輪とコロナが無関係とはいえないと思う。

---
五輪報道に関わったテレビ朝日の社員が、打ち上げで飲みすぎて二階から転落して骨折したというニュースも入ってきた。「気のゆるみ」とは恐ろしい。
そりゃあ一大イベントの仕事が終わったのだから、打ち上げに行きたい気持ちはわかるよ。でも、そこをぐっと抑えないと、自粛要請に応じないお店や路上飲みで騒ぐ人たち、芸能人、政治家が緊急事態宣言下にも関わらず大勢で飲み食いしてた、みたいな批判的な報道ができないよね。

朝の4時に1階が施錠されていたから、二階の窓から看板伝って外に降りようとしたとか。ぽろぽろ出てくる情報をつなぐと、飲みすぎにもほどがある。
まぁ年の若い女性やから、誘われて断りにくく、自分の酒量の限界も把握できていないまま飲みすぎた結果なのかもしれず、あまり責めたらかわいそうかもやけど。
というか、私もこの年になっても自分の酒量の限界はわかってないな…。
だからこそ、集団を率いる立場の人間が「今はやめとこ」って勇気ある決断が必要なんよね。
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