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世界はつながっている コロナ禍に思うこと

長いことブログを放置してしまっているうちに、色々なことが起きた。個人的には転職もしたし、世の中的に見れば、新型コロナウイルスに世界中が苦しめられている。

今年の1月だったか昨年の12月だったか忘れたけれど、新聞に小さく「中国で謎の(←こんな表現ではなかったかも)肺炎が流行している」という記事が載った。それを見たとき「ああ、また何年か前に新型インフルが流行った時みたいに、みんな電車でマスクするようになるんかぁ」とチラっと考えた。

そこから数か月。あれよあれよといううちに、中国、日本、韓国、…イタリア、アメリカ…と感染者が増え続け、今日4月27日時点での世界の感染者数(日本時間4月26日現在、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計)は290万422人、そのうち死者は20万3055人となっている。

今回のコロナウイルスがやっかいなのは、多くの人が感染しても無症状または通常の風邪やインフルエンザのような症状で済んでいるらしいこと。しかし、感染者の中には重症化し、数時間から数日で死に至ってしまう場合もある、という病症の振れ幅の大きさがある。これが対策を遅らせたり、難しくしたりしている。また、感染症は一度罹患すると抗体ができて、かからなくなることが多いけれど、今回の新型コロナは一度陰性になってもまた陽性を示したり、未知のウイルスだけに誰も確たることが言えないもどかしさがある。ただ傾向としては、船の中やライブハウス(密閉空間?)は、感染を広げやすいようだ。今、やり玉に挙がっているパチンコ店も、あまり換気がよくなさそうだけど、どうなんだろう?

マスクに関しても、最初はマスクをつけてもあんまり意味ない…と言っていたかと思えば(私はずっと着用派だったけど)、最近では、いやいややっぱり一定の予防効果はあると言ってみたりと二転三転し、今やマスクをせずにコホンと咳き込もうものなら、周りの視線が痛いぐらいの状況だ。不織布マスクも50~60枚入りで400~500円程度で買えていたものが、ひどいときには1万円を超えていた。今でも5000円程度するものは普通に通販で見かける。

思うに、ウイルスがフワフワと大量にそこらへんを漂っていたら、そこらで売ってる不織布マスクしたぐらいでブロックするなんて無理やねん。
マスクの役割は、自分のツバを飛ばさないことと、相手のツバの直撃をさけること。で、そこらへんを触った手で不用意に口元を触ってしまう回数を減らすこと。そう考えたら、マスクは布だろうが、不織布だろうが、素材はあんまり関係ない。
不織布も洗ったら効果が落ちると言われて、そういうもんか…と最初のうちはポイポイ捨ててたけど、手に入らなくなって苦肉の策として手洗いしたら、案外何日も使えることが判明した。最近は、まだ使えそうなマスクがゴミ箱に捨ててあったら、「この贅沢者め、まだ使えるマスク様を捨ておって」ぐらいの気持ちになる笑。

政府の配るマスクはちょっとサイズが小さそうなので、使い勝手という点では「?」だし、何十億、何百億とコストかけてやる必要あるのか…と最初は思ったけれど、これももう少し時間が過ぎてみないことには、全体的な効果はわからない、と最近では思っている。
「布でいいなら、自分でおしゃれなやつ手作りするわ~」という流れができたのも、政府がマスクを配るといったためかもしれないし、不織布マスクもまだ手に入りにくいけれど、通常の値段で買えたよと言っている人が周りにチラホラ出てきたということは、そろそろマスク不足も解消すると見て、どこかの誰かが過剰在庫に陥る前にいち早く放出した結果なのかもしれないし。

風吹けば桶屋が儲かる…じゃないけれど、行為や現象と、それがもたらす結果には、脈絡が見えづらいことが多い。そういう意味では、私の何気ない行動が誰かに影響を与えて、それが巡り巡って世界に何らかの結果をもたらすことがあるかもしれない。

ひそやかに、複雑に、私たちは影響しあって生きている。

だから、今は、なるべくうちで過ごそうと思っている(って、今日は自宅待機だけど、出勤日は仕事には行きますが…)。
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