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比べるものではないけれど

昔から物語が好きで、その表現方法としての自分の中の順位は、
本(文章)>漫画(文+絵(画))>映像(音+絵(画)+動)かなぁと思っていたのですが、最近、漫画の追い上げがすごい。

最近読んだ漫画で、すごいなぁと思ったのは、次の2作品。

「赤髪の白雪姫」
王子様が出てきて恋愛要素もある、ある意味王道の少女漫画なのですが、少女漫画によくある主人公の心の中の声が少ない。そのかわり…といっては何だけれど、登場人物の視線の先にあるものが、さりげなく描かれていて、読み流すこともできるけれど、その意味に気がつくと、より深く登場人物の心情が想像できるという、ちょっと小説を読んでいるときに近い感覚があって、ゾクッとした。
漫画の良さって、わかりやすさだと思ってたけど、そうじゃない表現もあるんだなぁと思った一作。
ただ、やっぱり女性向けかな。。

「八百森のエリー」
市場の仲卸さんを題材にするとは…と意表を突かれた。「銀の匙」とか、農業を題材にした面白い漫画はあるけど、「そうか~、仲卸さんの世界も漫画にできるんか」と。
農業取材が多かったから、とくに面白く感じている部分もあるかもしれないけれど、「やられたー!」と漫画の懐の広さを感じた作品。
これは小説にすると、説明っぽくなりすぎる気がする。
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