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結局のところオリンピックは

緊急事態宣言下のオリンピックが8月9日、閉幕しました。
日本のメダルは過去最多の58個。
なんだかんだ言って毎日結構テレビ観戦したし、いままであまり見たことがなかった競技も面白いと感じたりして、開催できて良かったなとも思ったけれど、でも、やっぱり手放しで楽しめない複雑な気持ちになる17日間だった。

本音では、ずっと中止か再延期がいいんじゃないかと思っていた。けれど、始まったら始まったでスケボーの堀米くんの金メダルはすごいと思ったし、アーチェリー男子団体の銅メダルにも心震えた。マラソンの大迫さんの走りと涙にも感動した。でも、でも…という感じ。

おそらく私の生きているうちに、夏のオリンピックが日本で開催されることはないだろうけれど、もうこの先、どこの国で開催されようが、これまでのようにオリンピックを楽しむことはできないんだろうなという実感はある。
何というか、商業的オリンピックの幻想から覚めた、というか。

思い返せば、国立競技場を誰が設計するかも結構ドタバタしたんよなぁ。シンボルマークもパクリ問題が起きたし…。ビッグイベントにはトラブルがつきものとは言え、こんなに問題起きるかなぁ?
自国開催だからこそ感じることかもしれないけれど、後手後手、ドタバタがこれほど目立った大会はなかったように思う。

原発事故以降、私の中で日本という国に対する無邪気な信頼はなくなってしまったんやけど、今回のオリンピックでさらに露呈してしまった感じ。
すべてがダメってわけじゃないし、出場したアスリートだけじゃなく、大会を運営するために現状でできる限りの力を尽くした人たちがいるってこともわかっているけど。
もう以前の自分には戻れない寂しさがある。

もっと早い段階で無観客を決めて、誘致のときに掲げたコンパクトな五輪をもっともっと進化させて、純粋にスポーツの世界一を競うだけの大会にできていたら、違ったのかもという気もするけど、どうなのかなぁ。
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