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行き過ぎる日々

あっというまに月日が過ぎて、2024年。
ことしはお正月から能登で地震が起こり、めでたさとは無縁の年明けとなりました。

私は、大みそかまで出勤だったので、家に居てもことさらお正月という感じではなく、地震が起きたときも疲れていてだらだらと寝ていました。

目が覚めて、おさまらない揺れに「怖いな」と思いながらも動けずに、ただぼんやりとしていました。
めまいのような揺れ方は東日本のときと似ていましたね。

不穏な始まり方をした2024年、当たり前の日常が、ただ有難いのだと感じます

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OKとNGの線引きは

日経新聞に載った「月曜日のたわわ」という漫画の全面広告がちょっとした議論になったらしい。
実物をネットで見たけど、目くじら立てて「NO!」というほどではないな、と感じた。
けれど、日経新聞で朝から見なくてもいいな、という気は確かにした。

日経を読む層とターゲット的には重なってるんやろうし、話題性も狙った広告出稿で、仕掛けた意図はわかるし、表現的にもおとなしいので、問題は全然ないけども。逆にこれがNGなら、OKの範囲がそうとう狭まると思う。

ただ、今は私、ビジネスモードなんですって感じのときに、「アンタってこういうの好きよな」と趣味全開の話されても「今はちゃうねん」という気持ちというか。

でも、ま、日経じゃなかったら、ここまで話題にはならなかっただろうし、広告的にはアリだったと思う。一部で話題になってた「見たくない表現に触れない権利」も、これに関してはそこまでは言えないって感じかなぁ。。
まぁ、日経はビジネス情報を手に入れたいから購読しているのに、(今は)見たくない表現を押し付けられた、と感じる人はいるのかもしれないけど。

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無料公開中だったので、1巻読んできた。なるほど~、電車で女子高生と出会うわけか。
今は、電車で新聞読んでる人はほとんどおらんけど、日経読んでる人はサラリーマン多いやろうし、夢の展開って感じで刺さる人は多いのかも…。(当たり前やけど、私には一ミリも刺さらんかった…。絵とは言え、デフォルメしすぎはあんまり好きじゃないねんなぁ。少女漫画でも、イケメン君の長すぎる足とか、とがりすぎた顔とか)。

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長く生きているということは [本]

ここ数日、立て続けに伊坂幸太郎さんの作品を読んだ。
フーガはユーガ
死神の浮力
マリアビートル
の三冊。

どれも伊坂さんらしい緻密さで楽しめたけれど、マリアビートルはグラスホッパ―の続きだけあって、この作品だけ読むと読み終わったあと、「え、ちょっと待って、もう少し説明を」と思ってしまった。
登場人物の何人かが意味深なまま、退場する感じというか。
それを感じたのは、槿(むくげ)と塾講師鈴木で、どちらもグラスホッパ―の登場人物なので、グラスホッパ―を読み返したあと、マリアビートルを読んだ方が、へんにひっかからず疾走感だけ味わえてよかったのかも。

と、不満があるように書いてしまったけど、そうではなくて、作品の持っている情報量の多さに圧倒されて、読んだ後すぐにもっと深く読み込みたい気持ちにさせられるというか。
いや、もしかして、ひっかかりが良さなのかも…。
とにかく、初読では理解が追いつかず消化不良だったので、パラパラともう一回流し読んだけど、やっぱりすごい。

最初のほうで王子が、「昔の知り合いなんて信用しちゃ駄目だよ。どんな恩があったって、みんな忘れちゃうんだから。信頼で成り立つ社会なんてさ、だいぶ前に消えちゃったんじゃないかな。もとからなかったのかもしれないし。」
と言った台詞が、最後の方の木村と繁の会話で、
「無理な頼みだったのに、悪かったな」
「木村さんにはお世話になりましたから」
というシーンと見事に対になっていて、そのあとの数ページの木村の台詞はめちゃくちゃかっこよくて、すっきりする(引用しちゃうと、ネタバレになっちゃうのでできないけど)。
王子と木村は、ほかにもいっぱい対比があって、伊坂さんのうまさ爆発で震える(語彙死んでる…)。

あと、放射能とか感染症(インフル)の話がするっと挿入されているのもすごいなぁと思った。作品が書かれた時点では、東日本大震災は起きていないし、今のコロナの状況などもちろん知る由もないのに。

佐々木敦さんの解説も良い。
伊坂幸太郎は「勇気」の小説家である。『マリアビートル』は、たとえ満身創痍になっても必死で「悪」に立ち向かおうとする、ちっぽけだが偉大な「勇気」が描かれた作品である。

お勧めです。(ただし、結構暴力描写があるので、そういうのが嫌いな人にはおすすめできないので、amazonレビューなどもご参考に)


マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2013/10/09
  • メディア: Kindle版



ブラピが出て、映画化されるそうだけど、これをどうやって??
ただのバイオレンス映画になりませんように。
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数字であそべたら…

小学校で既につまずいていた算数。計算も遅かったし、割り算で、もうしんどくなっていた。
どうしてそうなるのかを理解していなくても、公式を覚えて、さっさと計算しとけ的な感じがとにかく苦手やった。でも、でも…もうちょっと数の不思議さみたいなところから数字の世界に入っていけたら、楽しかったのかもしれない…。「数字であそぼ。」は、そんなことを思わせてくれるマンガだ。

主人公の横辺建己くんは、抜群の記憶力で超難関の吉田大学に合格し、大学数学の世界で人生初の「理解できない」という挫折を味わい、そのままなんと2年も下宿で畳の目を数える日を送ってしまう。
一念発起で、再び数学と向き合い卒業を目指すが、数学の頂きは求めれば求めるほど高くなる。果たして横辺くんは無事卒業&数学を極めることができるのか。
京大をモデルにしていて、頭はいいけど変人がいっぱい出てきて、ちょっと森見登美彦さんの世界っぽくもあるし、佐々木倫子さんの「動物のお医者さん」っぽくもある。
出てくる数学は、理解できないものも多いけれど、数字の切断とか、分数の計算で逆数をかけるのはなんでとかの説明はなるほどと思った。あと、マルチ商法を数学的に論破したり、へえ~と思うことも多い。あと、数ってほんとうにあるのかな、という問いは、面白かった。数の概念、考えた人ほんまにすごい。秋の読書(マンガ)にお勧めします。


数字であそぼ。(1) (フラワーコミックスα)

数字であそぼ。(1) (フラワーコミックスα)

  • 作者: 絹田村子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: Kindle版



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すごいものはすごい

オリンピックネタでもう一本。

今回のオリンピックは、トランスジェンダーの選手が登場したり、イギリスの高飛び込みの選手がゲイであることを公表していて、集中するために待ち時間編み物をしている姿が話題になったり、性の多様性についてもフォーカスされた大会だった。

その中で、性の多様性とはちょっと違うけど、男性選手には「パパなのにスゴイ」と言わないのに、女性選手には「ママさん選手」とか「ママなのにスゴイ」とか強調されるのは違和感があるという意見が出て、最初にそれを聞いたときは「確かに…」と納得しかけたけど、でもやっぱり出産を経験してから世界のトップレベルに戻ってくるのってすごくない?

パパ選手は子供がいようがいまいが身体的に影響はないけど、出産はある程度の期間トレーニングもストップするし、出産後体力は落ちるやろうし。
それでもなお世界レベルの大会に出場するまで鍛え直して競争に勝ち抜いている…っていうのは、純粋に称賛に値すると思うんやけどな。
なんでもかんでも「こういう表現アカンかも…」とタブー視するのはどうなんだろう?
でも、発端は確か女性選手の問題提起やったように思うから、「ママさん選手」はイヤな気持ちになる表現なのかな。
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ひょっとして…競技と直接関係のないところで話題になることが、違和感を感じるのかな。
無理やり感動ストーリー(家族の支えがあって云々みたいな)のカテゴリーに押し込められる違和感というか。
金メダルも、サイドストーリーにわかりやすい「感動」がある方が、やっぱり話題になるしなぁ。
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祭りの夢のあと <8月9日 東京五輪閉幕 紙面研究> [紙面研究]

仕事の休みの関係上、手元に朝日と毎日しかないので、どうしようかと思ったのですが、大きな事件、出来事を、新聞各紙がどう伝えているか比較しておくのは大事だと思うので…。

【朝日】
<1面>
五輪異例ずくめ閉幕
無観客開催■メダル最多
負の遺産 すべて洗い出せ 東京本社スポーツ部長志方浩文
菅内閣支持率最低28% 五輪開催「よかった」56%
長崎原爆投下 きょう76年

[写真] 閉会式の花火

<2~3P>
コロナ五輪内外にリスク
組織委 無観客に救われた運営
自粛「ゆるんだ」61%
など

<社説>
東京五輪閉幕 混迷の祭典 再生めざす機に

<スポーツ面>
(読み物的に)
差別に抗議 五輪は変わった
五輪入賞者と日本選手の成績一覧

<スポーツ面 五輪特別ページ>
幕は下りた 光を残して
一斉入場・ARIGATO 1964を意識
大迫6位 出し尽くした 力も汗も涙も(男子マラソン)
キプチョゲ連覇(男子マラソン)
物語は続いていく(レスリング女子53キロ級 金メダル向田真優選手の記事)
など

<社会面、対社面>
五輪 勇気くれたけど 若い力躍動 多様性と調和 「近くて遠い祭典」

(五輪に関わった人のコメントや取材記事)
選手のがんばり力もらった(聖火ランナー務めた男性)
観戦文化 失われるのかな(大阪 スポーツバーオーナー)
もらった折り鶴 交流続けたい(ホストタウン ホテル社長)
大会中に第5波 自宅で過ごす恐怖(神戸の訪問看護師)
など

被爆3世 故郷回帰の夏
(ほか、事件関係)

【毎日】
<1面>
東京輪閉幕 無観客・コロナ拡大 異形の祭典
日本勢メダル最多58個
バスケ女子銀
意義と教訓 次世代に 東京五輪パラリンピック報道本部長 小坂大
長崎きょう原爆の日

[写真] 閉会式が終わり退場する選手たち

<2~3P>
祭りの後 残る課題
政権へ逆風変わらず 感染「第5波」が直撃 経済 世論の印象に変化

多様性 浸透の兆し
メダル数 女子が逆転
トランスジェンダー選手初出場
(ミニ論点)
社会問題にも焦点(ソウル五輪柔道女子52キロ級銅メダリスト 山口香氏)
矛盾受け入れ観戦(作家 額賀澪氏)

<社説>
東京五輪が閉幕 古い体質を改める契機に

<国際>
五輪 米TV視聴激減 海外反応「明るい話題」と評価も

<スポーツ面 五輪特別ページ>
あふれた「ありがとう」
異文化交流あってこそ
コロナ 選手の「名言」にも影響
ウエアにカタカナ 和んだ
パリ コンパクト目指す
一般客観戦 パラも困難か

[写真] 「ARIGATO」の文字がスクリーンに浮かび上がった閉会式のフィナーレ
[写真] 東京オリンピック17日間の「パラレルワールド」(紙面上部に見開きで)上段・大会17日間のメダル数とハイライト写真 下段・東京都の感染者数

<スポーツ面>
日本女子 快進撃の銀 (女子バスケ)
大迫6位ラストラン(男子マラソン) キプチョゲ連覇 3人目
(ほか自転車、野球、新体操など)

<社会面、対社面>
熱狂なき夢舞台 完結 戸惑いと重圧の17日間
感染防止の闘い 続く 歓声の陰拡大止まらず
五輪旗 東京からパリへ
スケボー 友情の担ぎ上げ

苦しみ二重 生きづらく 長崎の84歳 被爆し失聴
ほか、事件記事

【総括】
全体のトーンとしては二紙とも同じ。
ただ、より踏み込んだ表現の印象が残るのは朝日かな。
毎日のスポーツ面五輪特別ページの、開催日ハイライト(メダル数)と東京都の感染者数を上下で視覚化した「パラレルワールド」の表現は良かった。
これをみると、大会5日目にぐんと感染者が増え、前日の1429人から2848人になっている。6日目には3177人、大会14日目には5042人となった。
潜伏期間が1~2週間だとしたら、五輪と感染者数の増加は何かしらの関係があるように見えてしまうよね。直接的ではないにしても、強い対策を打てずにお祭り気分に浸っていたのは否めないので、五輪とコロナが無関係とはいえないと思う。

---
五輪報道に関わったテレビ朝日の社員が、打ち上げで飲みすぎて二階から転落して骨折したというニュースも入ってきた。「気のゆるみ」とは恐ろしい。
そりゃあ一大イベントの仕事が終わったのだから、打ち上げに行きたい気持ちはわかるよ。でも、そこをぐっと抑えないと、自粛要請に応じないお店や路上飲みで騒ぐ人たち、芸能人、政治家が緊急事態宣言下にも関わらず大勢で飲み食いしてた、みたいな批判的な報道ができないよね。

朝の4時に1階が施錠されていたから、二階の窓から看板伝って外に降りようとしたとか。ぽろぽろ出てくる情報をつなぐと、飲みすぎにもほどがある。
まぁ年の若い女性やから、誘われて断りにくく、自分の酒量の限界も把握できていないまま飲みすぎた結果なのかもしれず、あまり責めたらかわいそうかもやけど。
というか、私もこの年になっても自分の酒量の限界はわかってないな…。
だからこそ、集団を率いる立場の人間が「今はやめとこ」って勇気ある決断が必要なんよね。
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結局のところオリンピックは

緊急事態宣言下のオリンピックが8月9日、閉幕しました。
日本のメダルは過去最多の58個。
なんだかんだ言って毎日結構テレビ観戦したし、いままであまり見たことがなかった競技も面白いと感じたりして、開催できて良かったなとも思ったけれど、でも、やっぱり手放しで楽しめない複雑な気持ちになる17日間だった。

本音では、ずっと中止か再延期がいいんじゃないかと思っていた。けれど、始まったら始まったでスケボーの堀米くんの金メダルはすごいと思ったし、アーチェリー男子団体の銅メダルにも心震えた。マラソンの大迫さんの走りと涙にも感動した。でも、でも…という感じ。

おそらく私の生きているうちに、夏のオリンピックが日本で開催されることはないだろうけれど、もうこの先、どこの国で開催されようが、これまでのようにオリンピックを楽しむことはできないんだろうなという実感はある。
何というか、商業的オリンピックの幻想から覚めた、というか。

思い返せば、国立競技場を誰が設計するかも結構ドタバタしたんよなぁ。シンボルマークもパクリ問題が起きたし…。ビッグイベントにはトラブルがつきものとは言え、こんなに問題起きるかなぁ?
自国開催だからこそ感じることかもしれないけれど、後手後手、ドタバタがこれほど目立った大会はなかったように思う。

原発事故以降、私の中で日本という国に対する無邪気な信頼はなくなってしまったんやけど、今回のオリンピックでさらに露呈してしまった感じ。
すべてがダメってわけじゃないし、出場したアスリートだけじゃなく、大会を運営するために現状でできる限りの力を尽くした人たちがいるってこともわかっているけど。
もう以前の自分には戻れない寂しさがある。

もっと早い段階で無観客を決めて、誘致のときに掲げたコンパクトな五輪をもっともっと進化させて、純粋にスポーツの世界一を競うだけの大会にできていたら、違ったのかもという気もするけど、どうなのかなぁ。
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権利の上に眠る者

「ビリーブー未来への大逆転」見たいなぁと思っていたら、アマプラに入っていたので早速視聴。
事実に基づいたストーリーなので、「いかにも映画的」な泣かせる展開がなくて、テンポよく見られた。
めちゃくちゃ感動したか、と言われると、実はそうでもなかったのだけれど、じわじわと効いてくる感じ。

ルース・ベイダー・ギンズバーグ、昨年2020年9月に87才で亡くなるまで連邦最高裁判事であった彼女の原点ともいえる「チャールズ・モリッツ」訴訟。女性の権利向上を重視する彼女が法廷で闘ったのは、「独身」で親の介護をする「男性」の介護費用控除の適用の是非だった――。
実話だけに、地味だけど「性差別とは何か」という根深さというか根本をとらえている気がして、ぐっときた。

小さいころから当たり前に刷り込まれている価値観に疑問を持つことは難しい。
ある一定の年齢になったら誰でも結婚するもの、そして親の介護は妻が担うもの、というその時代(今もメジャー)の前提がまずあって、マジョリティーでありさえすれば、介護費用控除はありがたいもの。
だけど「独身で男性」であっても、親の介護はする。そこに男女の差はない。では、すべての介護者が控除を受けられるようにすべきではないか。ある意味すごくまっとうでシンプル、議論の余地もないように思えるけれど、その権利を裁判所が認めれば、法律がこれまで男女差別を認めていたということになる――。果たして裁判はどう決着するのか…というところが、ストーリー肝の部分。

見終わって、私も考えてしまったよ。
今まで私が当たり前として受け入れてしまっていたことは、実は当たり前ではなかったんじゃなかろうかということに。
法律は、「権利の上に眠る者は救済しない」。男女関係なく人として、少しぐらいは目覚めるべきなのかもしれない、そんなことを考えたストーリーでした。
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情報はどこから

先日、NHK放送文化研究所(https://www.nhk.or.jp/bunken/)が発表した「国民生活時間調査2020」で、16~19歳の半数以上がテレビを見ていない(テレビ視聴時間が1日15分以下)ということがわかった。
これってすごいデータだ。20代もほぼ半々。30代も4割程度は見ていない。

確かに身近なところでも、この春から東京で一人暮らしをすることになった20代の姪っ子も、テレビは買わなかった。
「えー、テレビ見ぃへんの?」と聞くと、ドラマとかはTVerで見られるし、それで十分とのこと。
テレビっ子の私からすると、考えられへんなぁ。
家の中がしんとしているのが嫌で、見てなくてもついテレビをつけてしまう。

とくに会社から帰ってきて、ごはん食べながらニュース流して、今日一日世の中でどんなことがあったのかを知る時間は欲しいなと思ってしまうけど、若者はそういうの要らんのかな。

確かに大きなニュースはネットのほうが早かったりするし、世の中の出来事なんて、実はほとんどが自分と無関係と言えなくはないけれど…。
しかし、新聞も読まない、テレビも見ない層がこれだけ増えてくると、ネットも今のままの自由空間で良いのだろうか?と心配になる。もちろん良質なサイトや情報もあるのはわかっているんやけど、真偽不明の情報も山ほどあるしなぁ。それにネットの意見って極端な方向に振れやすいから、それが大勢だと思っていると案外違う場合もある。愛知県知事のリコール署名不正問題でも、ネットでは「表現の不自由展」は不評なのかな…という印象だったけれど、実際は思ったより署名が集まらなかったという。
まぁ、それについては当然の結果というか、あれでリコールが成立したら逆に怖いわと思っていたので良かったのですが、ネットでは場の大勢を占める意見に反対するのがすごく難しいし、意識しないと自分の考えに同調する情報ばかりが集まってしまう危険もある。

あと、地味に怖いなと思ったのが、ツイッターやインスタでさも当たり前の顔をして流れてくる情報に結構間違いがあるということ。
私が見た偽情報は、「家に警察の名前で電話があったけれど、警察からの電話で所属を言わないのはみんな詐欺。折り返しの連絡先も、警察署の電話番号は末尾がみんな0110で終わっているので、それ以外はウソ」というもの。
でも大阪の警察署の代表電話番号の下4桁は1234(全部調べたわけじゃないから違うのもあるかも)。これ、さっきの偽情報を鵜呑みにしてしまうと、本当の情報もウソだと思ってしまう恐れがある。警視庁の番号で、末尾が0110で終わっているものもあるので、すべてが間違いというわけではないけれど、でも警視庁の代表番号も末尾は4321だし。

もう一個、これは信じると恥ずかしい…と思った偽情報は「兆という字をつくりに持つ漢字は『逃げる』と『挑む』の2種類しかない。なぜなら兆という字は人にとって決断を表す重要な字だから」という主旨のもの。これは見た瞬間にモモ好きの私は「桃あるで!」と思ったけど、「豆知識としてかっこいい」と鵜呑みにすると、恥ずかしい目にあう。「跳ねる」もあるし、一般的ではないかもしれないけれど、他にもいっぱい兆のつく漢字はある。

「ネットで見ただけやしなー、間違えて信じちゃった、ハハハ」で済ませられる場合はいいけど、こういう偽情報は、一見良い情報に見える分、性質が悪い。
でも発信者が悪いかというと、そうとも言い切れない。単に思い違いもあるし、正しいと信じて、良かれと思って発信している場合もある。
でも、良かれと思う気持ちがエスカレートして、へんな陰謀論にハマったり、フェイクニュースを拡散したり…となると問題だ。とは言え、流れてくる情報のすべてをファクトチェックするわけにもいかない。
ということで、一応の信頼がある(誤報がないわけじゃないけど)のが、新聞やテレビのニュースだと私は思っているんだけれど、それを見ない人が若い人で半数いるというのがなぁ。。
小学校の授業で、情報リテラシーを勉強する必要があるのかも。
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幸福なパンデミック 好きなものは好きだ

やっぱり好きだー!!! 星野源。

YouTubeで「Pop Virus」の東京ドームライブを見ていて、やっぱりめっちゃいいやんと再認識した。
2019年はまだコロナも流行ってなかったし、みんなこうやってライブを楽しめていたんだなぁ。

「恋」とか「アイデア」とかが爆発的に流行りすぎて、そのあたりから能動的にアルバムを買わなくても流れてくるので満足して、逆にあまり聴かなくなってしまっていたけれど、良いものは良い。いまさらやけどアルバムかドームツアーのDVD欲しい。
星野源のライブ行きたいなぁ。そして年甲斐もなくキャーキャー言いたい&「Family Song」や「くせのうた」を聴いて涙したい笑(やっぱり家に居すぎてちょっとストレス溜まってきてるのかな。てことは、DVD買ったほうがストレス発散できるかな)

星野源の曲は、明るい曲でもわけもなく泣きそうになるときがある。
ライブ映像で笑顔で歌っている姿を見ても。
大病から復帰したというのもあると思うけど、それだけが理由ではない気もする。
なんかすごく尊いものを見ている気がするねんなぁ(そんな自分がちょっと気持ち悪いけど)。
明るいメロディーに乗せていても、歌詞にはっとさせられるせいかも。

おっと、興奮しすぎて、変なところでアップしてしまった。
Pop Virusの「はじまりは 炎や棒切れではなく音楽だった (中略) 歌の中で君を探してる 波の中で笑いながら漂う 今の中で君を愛してる 刻む一拍の永遠を 渡す一粒の永遠を」って歌詞もすごいわ~。

★星野源 – Pop Virus (Official Video)
https://youtu.be/HG0M_eZduxY

★星野源 – 創造 (Official Video)
https://youtu.be/74FIsXlS0EQ
「創造」も良い!ぜひ字幕をONにして聴いてみてほしい。

鉄は熱いうちに打て!
ライブDVDポチりました。楽しみー。
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DVDが届き、昨日の晩遅くに見て、やっぱり「いいわー」と思っていたら、なんとその翌日5月19日に星野源と新垣結衣の結婚のニュースが。なんと、なんと。
いやー、でもわかるわ、ガッキー。あのライブ見たら、惚れる。おめでとうございます!
でも「恋」を聴くとき、ちょっとバイアスかかるなあ笑
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