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極彩色なこの世界

ここにきて何だかドタバタしだしたオリンピック。
今の調子だと、開催は難しいかなぁと個人的には思うけれど、開催に向けて準備をしている人たちにとっては、そんなに簡単に止めてしまえるものでもないんだろう。

しかし、森さんの辞任のきっかけとなった「女性蔑視」発言。私は正直、そこまで大問題になるような失言だったのかなぁ、とピンとこなかったんですが、どの辺がダメだったんでしょうかね?

女性は会議で誰かが発言すると、次々発言して会議が長引く。ということはつまり、女性を増やしたくない、という意味で発言したも同然だからダメなのか、それとも女性だから○○だ、という決めつけそのものがダメなのか。

女性をわざわざ持ち出してくる意味がわからんのに決めつけて、笑いもの(そこまで強い意図があったかどうかはわからないけれど)にしたというのは、気分はよくないか。
森さんが不運だったのは、あの発言のあとすかさず「いや、けど男の人だって話長い人おるで。それって男女関係ないやん」とツッコミ入れてくれる人がそばにおらんかったせいかも。
立場上なかなか森さんにツッコミを入れられる人もいないやろうから、そういう意味では、不用意な発言には違いないけれど。

ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の中で、オリエンタル
(東洋的)という言葉も、最近は差別的ととられることがあるから注意がいると書いてあってびっくりしたけれど、女性だから○○、男性だから○○というのも、うかつに使えない言葉になっているんだろうなぁ。意識せずというか、むしろ褒める意味で「女性らしい」とか「男らしい」とか使っちゃうときがあるけれど、それも分解していくと差別的な考えが潜んでると言えなくもないし。

男の子はブルー、女の子はピンク、というのも嫌な人は嫌らしいし。
私も水色とか青が好きだけれど、そこまで目くじら立てなくても…という気もするし、でも小さいころからの刷り込みや決めつけが差別につながっていくと言われれば、そういうものかとも思ったりもする。
なかなかに難しい世の中だ。
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