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正義感の行方


センシティブな内容になりそうなので、書くか書くまいか迷ったのですが、最近特にツイッターやヤフコメを見ていると、暗澹とした気持ちになることが多い。
じゃあ、見なきゃいいのに…という意見もあるけれど、怖いもの見たさもあってつい見てしまう。
ツイッターやヤフコメで過激な意見を書いている人って、実生活ではどんな人なんだろう?
たとえ匿名でも、ツイッターのツイートは私の一面を表していると思う。 昔のツイートを見返すと、「ああ、あの時はこんな気持ちだったなぁ」と思い出すし、リツイートも興味のある内容しかしていない。


誤字脱字が(性格上すごく)気になるときもあるけど、ツイートしてすぐを除いて、過去のツイートは残すようにしている。リツイートした内容が、元のツイートが消えたり、写真や動画がなくなったりして意味不明になっていることに気が付いたときは、消す場合もあるけれど…。


どんなに憤っても、どんなに正しいと思うことでも、外に向かって発言・発信するときは、冷静に、トーンを落として、内容に責任を持つということを、忘れないようにしたい今日この頃…。 (この文章も、書いててだいぶトーンが落ちました笑)。


その代わり…と言っては何ですが、ツイッターの「いいね」ボタンは、ほんとに「いいね」と思うものから、気になる(または問題と思う)ツイートが流れてどこかへ行ってしまわないように、メモ代わりに「いいね」しているものやら、熱量はまちまちで興味が薄れると外す場合もあります。
SNSの使い方は人それぞれだけど、匿名だからといって何を言ってもいいわけではないと思うし、安易に発言やアカウントを消すってのもやりたくない。
でも放っておくと、そういう自分への縛りがゆるくなってしまうのでは…と感じることもあり、今年の初め頃(?)から、ツイッターに名前を入れました。


※なぜか改行が効いてない~。読みづらくてすみません。
※地道にタグを入れたら改行できました、が、何となく不自然…。
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2019年夏ドラマ考

今年の夏のドラマはいつもよりちゃんと見ている気がする。
ということで、ドラマレビューやってみます。
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▽監察医 朝顔 フジテレビ/月曜21時
上野樹里(主演)、時任三郎、山口智子、風間俊介、志田未来ほか

1話見たけど、東日本大震災が出てくるなどちょっとテーマが重そう…。
月曜に見たいかというと、ちょっとなぁと思い、1話だけで離脱。漫画が原作。

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▽Heaven?~ご苦楽レストラン~ TBS/火曜22時
石原さとみ(主演)、福士蒼汰、志尊淳ほか

「動物のお医者さん」でおなじみ、佐々木倫子さんの漫画が原作のドラマ。
1話を見て「だめだ~、石原さとみちゃんは可愛いけど、このノリについていけない」と、ほぼ離脱。漫画を少しだけ読んだけど、福士蒼汰くんと志尊淳くんは、雰囲気出てて良いねんけどなぁ。
ただ、何話か飛ばしても大丈夫そうだし、何も考えずに流し見するにはいいかも。

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▽偽装不倫 日本テレビ/水曜22時
杏(主演)、宮沢氷魚、仲間由紀恵、瀬戸利樹、谷原章介、MEGUMIほか

「東京タラレバ娘」の東村アキコさんの漫画が原作。主演の杏ちゃんも好きだし、東村アキコさん原作だし、ということで期待して毎週録画体制でスタンバっていたドラマの一つなんだけど、ここへきて失速。3話ぐらいまでは楽しく見ていたのですが、独身なのに結婚していると嘘をついてしまって、なかなか言い出せない…というシチュエーションが毎回続くと、「もうええわ」とイラっときてしまった。

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▽これは経費で落ちません! NHK総合/金曜22時
多部未華子(主演)、重岡大毅、伊藤沙莉ほか

1回目は見逃して、2回目の再放送から録画。なんとなくNHKっぽいドラマだけれど、安心して見ていられる。多部未華子ちゃんの優等生っぽい雰囲気と役柄が合ってるし、伊藤沙莉ちゃんがいい味出してる。青木祐子さんの同名小説が原作。

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▽凪のお暇 TBS/金曜22時
黒木華(主演)、高橋一生、中村倫也、市川実日子、片平なぎさ、吉田羊、三田佳子

今回の夏ドラマで一番良い! コナリミサトさんの原作漫画もちょこっと読んでいて、ドラマが始まる前は「えー、高橋一生がシンジで、中村倫也がゴンさん? 逆のほうがしっくりくるのでは」なんて思っていたけれど、高橋一生さん、演技がうまい。毎回お約束のコミカルな号泣にハマってしまった笑 ドラマ中に使われている音楽もよい。演出もよい、おすすめ。

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▽ボイス 110緊急指令室 日本テレビ/土曜22時
唐沢寿明(主演)、真木よう子、増田貴久、木村祐一ほか

これはタイミングが合えば見るという感じだけれど、「ぎゃー、うしろ、うしろ、危ない~」とかハラハラしながら、結構楽しんで見ています。韓流ドラマのリメイクらしいです。

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▽ノーサイド・ゲーム TBS/日曜21時
大泉洋(主演)、松たか子、中村芝翫、上川隆也、大谷亮平ほか

池井戸潤の小説が原作。TBSの日曜9時はもう池井戸劇場…って感じですね。
逆境に立たされた主人公が数々の苦難を乗り越え成功する…というお決まりのパターン(のよう)ですが、大泉洋さんも好きな俳優さんだし、企業スポーツ(しかもラグビー)のGMという設定がちょっと面白いので見ています。

レビューというか、ただの感想文になっちゃった。
こうしてみると、漫画や小説が原作だったり、韓流ドラマのリメイクだったり、私が今シーズン見てるドラマは、オリジナルストーリが一本もない…。
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賢さの種類 <82年生まれ、キム・ジヨン> [本]

図書館で予約していた「82年生まれ、キム・ジヨン」を読み終わりました。

どんな内容の本かは、チラチラと耳に入っていたのですが、実際に読むのと読まないのとでは大違い。話題になった本は、期待値が高すぎてがっかりすることもありますが、この本は読んでおくべき本でした。

気づかないふりをして(または深く考えないようにして)やり過ごしてきたたくさんのことが、ある瞬間に決壊して、精神のバランスを崩してしまう。
ちょっとした鬱憤晴らしの一言が、ラクダの背を折る一本の藁のように誰かの心を壊すこともある。

この本はフェミニズム小説と言われていますが、私にとっては女性としての共感の部分よりも、「無自覚でいることの怖さ」や「自覚してしまう怖さ」を感じた小説でした。

生存戦略的に言えば、無自覚でいる方が実は賢いのかも…と思ったりもするけれど、気づいてしまったあとが怖いし、いつまでも無自覚で居続けられる人はそう多くないだろうしなぁ。


82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

  • 作者: チョ・ナムジュ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2018/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ちなみに、ちょっと前(今もかも)の韓流ドラマには、弟の学費のために優秀なお姉さんが進学をあきらめたり、「そんな人現実にいるの?」というぐらい息子を溺愛する母親や、厳しすぎるお姑さんに黙って従うお嫁さん、子供(とくに男の子)ができるようにと占い師や薬に頼ったりするシーンなどが出てくるのですが、多少の誇張はあったとしても、韓国にはそういう“空気”が実際にあった(ある)のだな、ということが分かりました。
でも、女性大統領が誕生したり、戸主制度(日本の戸籍みたいなもの)を廃止したり、韓国は「動く」となったら速いですね。

日本でも夫婦別姓が議論されていて、私はどっちでもいい派なのですが、でも実施されるとなると、「子供の姓はどっちにするの」とか「別姓が選べるのに夫の姓を選ぶのは権利の放棄ではないか」とか、別のストレスや断絶が生まれるんだろうなぁなどと考えてしまいました。
「82年生まれ、キム・ジヨン」にも婚姻届けを出す場面で、「子の姓と本貫(※)を母親の姓と本貫にすると合意しましたか」という、はい・いいえで答える質問項目が登場する。選べるようになったことはいいことのように思うけれど、2008年に戸主制度が廃止されてから、実際に母親の姓を受け継いだケースは2015年時点で毎年200件程度なのだそうだ。
作中のキム・ジヨン氏も「まだ父親の姓を継ぐ人がほとんどではあるんだよね。母親の姓を継いだら何か特別な事情があると思われるでしょうね。説明したり訂正したり、確認したりすることが増えるだろうな」と、「いいえ」に丸をつけている。しかし、自分で「いいえ」に丸をつけることに、どことなく虚しさを感じている。

(※本貫:祖先発祥の地名。韓国では金、李、朴、崔、鄭など一部の姓に人口が集中しているため、近海金氏、慶州金氏などと、本貫と姓を組み合わせることで氏族を区別するんだそうです。)
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ところで、解説ではっとさせられたのですが、この小説、主人公キム・ジヨン氏の夫、チョン・デヒョン氏以外の男性は、全員名前が出てこないのです。女性の登場人物はほぼ全員に名前がついているというのに。この書き方はすごいなと思いました。

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この流れとは全然関係ないけれど、日本でも離婚のとき旧姓に戻すか、戻さないかを選べるということは知っていましたが、その際に旧姓ではない別の姓を付けることもできる、とこの前友人から聞いて、それも驚きました。

思ったのですが、自分で好きに選んでもいいのなら、実は苗字っていらんのかも?って気もしますよね。そしたらどっちの姓を使うかなんてことに悩まなくてもよくないか?
みんなちがってみんないい(byみすず)、みたいな。ちがうか笑。
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