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気になる漢字の使い方

今、「書いて生きていく プロ文章論」という本を読んでいるのですが(まだ、最初の方)、
その中に、『文章を「一気通巻」で読ませる』というような表現があった。
最初はさらーと読み流してしまったのですが、あとからも何か所か出てくるので、
見ているうちに、じわーっと違和感が…。

「一気通巻」? 
ん?
これ、私もIT系の記事を書くときに、「いっきつうかん」のシステムを構築…ってな感じで、
使おうと思ったんだけど、こんな漢字じゃなかったような…。
それとも、もしかして「通巻」が正式なのかな。

不安に思って、検索してみると、やっぱり四字熟語として載ってたのは「一気通貫」だけだった。
良かった~。結局、記事には使わなかったかも…だけど、あってた。
意味は、麻雀用語から転じて、「初めから終わりまで一揃いそろっていること」。

最初の登場は、カギカッコつきの「一気通巻」だったので、わざと通巻の字を当てたのかなぁ。
ちなみに「通巻」は、全集、雑誌などの第一号から数えた通し番号のこと。

文章を「はじめから終わりまで一気に読ませる」っていうニュアンスは伝わるし、リズムもいいけど、
四字熟語として使われている単語に通常と違う漢字を当てるときには、
やっぱり最初にちょろっと説明がほしいわぁ。

「校正で見落としたんかな~」とか「いやいや、かぎかっこつけたり、何度も登場するからには、そんなはずはない。きっとこの漢字を使う意図があるはず」とか、こういうの、気になる性質(たち)やねん。

あ、でも、内容はまだ全部読めてないけど、良さそうですよ。


書いて生きていく プロ文章論

書いて生きていく プロ文章論

  • 作者: 上阪 徹
  • 出版社/メーカー: ミシマ社
  • 発売日: 2010/11/26
  • メディア: 単行本


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読み終わりました。
途中別の本を読んだりして、一気に駆け足で読んだせいか、ちょっと最後のほうは読むのに飽きちゃった…。
なるほどと思った部分はもちろんあったのですが、
一項目を3P程度に収めて読みやすくしている分、その繰り返しが逆にしんどくなったというか。
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