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贅沢な日曜の午後 [ミュージアム]

昨日はとっても寒かったですが、東洋陶磁美術館で開催中のルーシー・リー展に行って来ました。
川風がとんでもなく冷たい! そして、人がおらん!
これはもしかしてナイスな日に行ったかも…と思いながら館内に入ると、なーんだ、やっぱり混んでた。
でも、比較的ゆったり見られるところもあったりして、日曜の午後としてはまぁこんなもんかも。
ルーシー・リーの器って、色やカタチが独特でかわいいなぁ。
この展覧会は、東京国立近代美術館企画の巡回展(東京会場の展示は国立新美術館)だそうですが、展示の仕方が館によってぜんぜん違うんですね。
新美術館での内覧会の写真を見ると、とてもモダンな感じの展示だった。
一方の東洋陶磁美術館は、陶磁器の美術館だけあって、作品とその背景をしっかりと見せている感じがしました。

同時に開催されていた、特集展「福島サト子氏寄贈-川崎毅展」もよかった。物語を感じるというか作品の中に引き込まれる感じ。
あと、常設の沖正一郎コレクション鼻煙壺(びえんこ)のコーナーも面白かった。
鼻煙壺というのは、嗅ぎタバコを入れるための器だそうで、携帯に便利なように手のひらにスポッとおさまるサイズなのですが、これがまた、めっちゃくちゃ装飾に凝ってる。
それが、奥行きの薄い展示ケースの中にずらーっといっぱい並んでいるのです。
展示ケースの中も上下何段にも区切られているので、展示室自体はこじんまりしてるけど、展示点数としては相当なもの。

これだけの数をコレクションして、なおかつ、それを美術館に寄贈しちゃうってすごいなー。
沖正一郎さんって一体何者、、と調べてみると、ファミマの初代社長や良品計画の会長を務めたこともある実業家だそうで、鼻煙壺収集家としても知られている人なんだって。

お客さんはほとんどルーシー・リー目当てなので、川崎毅展も、鼻煙壺コレクションも、あと国宝の油滴天目もゆっくり見ることができましたよ。

あちこちの美術館から借り集めてくる企画展もすごいけど、コレクション展はそれとは違う迫力があるなぁ。
あー、楽しかった^^。
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