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広告コピーは説明である [コピーライティング]

下記エントリーで紹介した『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』、読み終わりました。
ホントにこの本はおすすめです(しつこい?)。HowTo本でここまで「いいな」と思った本は、初めてです。実例の豊富さと解説、作品のチョイスが素晴らしい!
コピーライターさんの書いた、コピーの書き方の本は、他にも読んだことがあるのですが、どうしても自分の作品紹介になってるんですよね。「この作品を作ったときに、どういう発想で考えたか」という紹介。モチロン、それも参考になるんですけど、発想法ではなく、このコピーのどこが具体的に「イイ」のか、どんなテクニックを使っているのか、論理的に説明してくれている点がとても良かった。「ああ、そうか」とストンと自分の腹に落ちる感じ。

鈴木康之さんによると、広告コピーは説明文なのだそうです。

商品広告のコピーはモノの説明。
サービス広告のコピーは、コトの説明、シクミの説明。
企業広告のコピーはココロ、オモイの説明。

説得、納得の第一歩は、説明と理解だ、と。

「そうか!」と納得です。

ただ、私が感動した、鬼塚喜八郎「失敗の履歴書」については、私が一番「スゲー!!(←興奮しすぎ^^スミマセン)」と思ったところについて、説明がなかったのですが。。それは、マニアックすぎるからかな。素人がうかつに手を出すと、大火傷しそうなテクニックだし。
「失敗の履歴書」のコピーは、素晴らしい話は、聞いたまま書く、その好例として紹介されているんですけれど、でも、これは、聞いたまま書いたのでは、絶対に無理です(そんなことは、百も承知で書かれているとは思いますが)。

私がスゴイ、と思ったのは、出だし+9・10ブロックから結びの文章への展開。それから、8ブロックのテクニックです。
8ブロックはホントにスゴイ!文章の語り手を鬼塚喜八郎から書き手へ転換させてるんですよ!これ、素人がやるとめちゃくちゃな文章になるのに、すごく自然にやってのけてる。脳科学者の茂木さんが、世界一受けたい授業で時々紹介する「アハ・ピクチャームービー(まちがえました。正しくは、アハ!ムービーです)」って知ってます?あんな感じで、微妙な言葉の選択を重ねることで、いつのまにか変わってる。ホントに「巧!」です。

全文打ち込みして、どこが素晴らしいか解説しようかとも思ったのですが、長い!
そのうち、、がんばってみます。
いやー、熱くなってしまいましたが、ホントに買って良かった。
熱烈推奨です!

アシックスのサイトに載ってました(全文読むことができます)
◆鬼塚喜八郎「失敗の履歴書」
http://www.asics.co.jp/corp/onitsuka/

*****
修正しました。
■アハ!ムービーが見られるサイト
http://aha.yu-nagi.com/aha_mv000.html
タグ:文章
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