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文字組みトレーニングとふとした疑問 [コトバとデザイン]

文章(≒画面情報)の「読みやすさ(見やすさ)」について考える機会があり、「デザインのひきだし5」を引っ張り出して復習(マジメでしょ?)。

で、【読みやすい文字組みのポイント】は、
版面
盛り込む内容に対し、マージンやホワイトスペースなどが適切か?

書体
同じポイント(級数)でも、書体によって読みやすさが変わる。個性が強すぎたり、字面(レターフェイス)の大きな書体は、長文を読ませるのには不向き。

フォントサイズ(ポイント・級数)
必ずしも、大きいから読みやすい…というわけではない。書体や行間とも密接な関係がある。

行間
和文は、縦組みヨコ組みが可能なので、視線を誘導する役割もはたす。フォントサイズを落としても、行間を確保したほうが読みやすさを保てる場合もある(ただし、短文の場合は、行間をアケすぎると逆に読みづらい)。

字送り(カーニングや文字詰めといったりもします)
文字と文字の間隔。くっつぎ過ぎていると窮屈だし、離れすぎるとパラパラした印象になる。仮想ボディに対する字面(レターフェイス)の大きさによって、詰幅は調整が必要。「仮想ボディってなんじゃ?」「字面(レターフェイス)って??」という人は、続きは、下記でお勉強を↓
http://www.morisawa.co.jp/font/about/knowledge/index.html

あと、1行の長さもありますよね。長すぎても短すぎても読みづらい。

ちなみに、わたしは字送りのことを、“文字詰め”とか省略して“(字)詰め”と言ってしまっているのですが、一行の長さを表すときにも「字詰め」という言葉を使うので、今回こうして書いてみて、聞く人によっては混乱しているのかも…と思いました。
でも、「字詰めを調整してパラパラ感をなくしてください」とオーダーして、1行の文字数を変更する人はいないか。そこは「文脈で理解してよ!」って言える範囲かな。

しかし、深いですよね~。
読みやすさ・見やすさって、そういう細かいことの集合ですもんね。

そんなことを書きつつ、疑問に思ったのが、メールやブログで、やたらと行間を空けているものを見たりするのですが、あれってどういう意味なんでしょうね?
情報のかたまりごとに、空白行をつくるのは私も良くやるんですが、一行おきの空白行とか、写真の下にやたらと空白を入れるのって、私は、読みやすいというよりも、逆に間延びした印象に感じるのですが・・。せっかちなので、一目でパッとわかるようになってて欲しいのです。

似たようなことを、あのホリエモンさんもブログで書いてました。。
ホリエモンさんのブログは、たまに読むのですが、「そう!私もそれ疑問に思ってた!」ということが書いてあります。ブログやメールの行間のこともそうだし、行政関係の文書は、どうして“一太郎”で作成しているところが多いんだろう、とか。これ、本当にそうなんですよ。お役所関係から送られてくる文書って、大抵一太郎で作成してる。ワードのドキュメントに慣れているので、たまに見ると「ん、この拡張子jtdって何だっけ?」と思ってしまうんですよね。って、ただそれだけなんですけど。。

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