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《大陸を越えて》2000足の靴 [ミュージアム]

今日というか昨日ですが、15:00に仕事を切り上げて、入社以来おそらく初のフレックスを使って、国立国際美術館で開催中のモディリアーニ展に行ってきました。平日のあんな中途半端な時間にしては、結構お客さんが入っていました。でも、ほどよい混み具合。夏休み中のせいか、中学生ぐらいの親子づれもちらほらと。関東に比べて関西は美術館の客足が鈍いという話を聞いたことがありますが、結構、いろんな人が来ている感じでした。私のように、一人でふらっと来ている感じの人も結構いたし。

で、モディリアーニ展も良かったですが(パリの芸術家たちの空気を感じました)、同時開催されている塩田千春さんの展覧会が良かった。本日のブログタイトルにした、《大陸を越えて》は彼女の作品で、靴と糸を使ったインスタレーション。今回の展覧会のために、インターネットや、新聞・雑誌・ラジオなどで履き古した靴の提供を呼びかけたところ、なんと2000足以上も集まったのだそう。で、それらを一つ一つ、赤い糸で結んで会場の壁に繋いである。

手前に置かれている靴には、その靴を履いていた時期や思い出などのエピソードが添えられてあって、読んでいると、ふふっとほほえましく思ったり、ほろっとなったり。。まるで履き古した靴が、履いていた人の人生を語っているようで、なんだかジンときた。
そんなたくさんの靴たちが赤い糸で繋がって、重い壁を引っ張るように「前へ、前へ」進んで行こうとしているような、見ず知らずの人の人生が知らないうちにどこかで繋がっているような、そんな印象を持ちました。

たまには、美術館にふらっといくのもいいですね。クセになりそうです。

国立国際美術館 塩田千春展覧会へリンクしています>>国立国際美術館 塩田千春 展覧会

(★修正しました2008/08/30 13:30)
先ほどまで、展覧会のバナーを拝借してリンクを貼っていたのですが、やっぱりそれはまずかろうという判断です。


タグ:アート 美術
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